自由が丘「MADELEINE LAPIN」オーナー
村井瑞枝さんに7つの質問

muraiprofilenewむらい・みずえ 横浜市出身。高校卒業後、辻調理師専門学校で調理師免許を取得後、米ブラウン大学に進学。アートを専攻。卒業後はJPモルガン、ボストンコンサルティンググループに勤務。レストランの戦略プロデューサーとして業態開発に携わった後、東京・自由が丘にマドレーヌ専門店「MADELEINE LAPIN」をオープン。経営からメニュー監修、店舗運営までを取り仕切る。

著書に「図で考えるとすべてまとまる」(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

高校卒業後、調理師専門学校を出てからアメリカの名門ブラウン大学に進学。外資系金融会社やコンサルタント会社でキャリアを積んできたというユニークな経歴の持ち主。

「最初の就職先を選んだときは、料理と金融の両方が分かる人は少ない。その方が将来役に立つのではと考えたんです」

その後も「社会勉強」のためにコンサルティング会社に転職、事業計画や戦略の立て方を学んだ。

一方、そんな戦略的な考え方と裏腹に「人も動物も自然も、自然体でのびのびしている状態が好き」と穏やかに笑う村井さんがはじめたのが自然に近い環境で育った鶏の卵を使い、贈られたときに幸せな気持ちをつくりだす手創りマドレーヌ専門店。

レシピが固定化しているマドレーヌに対しても粉や砂糖のきめ細かさから卵の種類、配合、混ぜる順番、混ぜ方まであらゆるパターンを科学の実験みたいに組み合わせて。1年かけて、安定しておいしく作れるレシピにたどりついたそう。

「こうであるべきという固定概念にしばられず、感性に従い自由であることが大事ですね

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≪今の仕事につながる原体験はありますか?≫

子どもの頃から食べることは大好きでした。給食の献立はたいてい1か月分暗記していて周りに驚かれていました。でもわたしからすると「なんで給食の献立を覚えてないの?」っていう感じでした(笑)。あとはみんなで一緒に食べたり、ゆっくり時間を過ごしたりすることを楽しむことは、大学3年のときに留学したイタリアで学びました。そして、だんだん自分もそういう空間を提供したいと思うようになったのだと思います。

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≪最近はどんなことに忙しいですか?≫

商品を載せる台や植物の装飾など、ディスプレイの見せ方ひとつで売れ行きが大きく変わります。いろんなお店に行っては写真をたくさん撮って「素敵に見えるのはこのツールが効いているんだ」「美味しく見せるにはこうしたらよいのでは」など分析しています。その成果もあり、現在お店で使っている木製の台も自分で模型を作って一番きれいに見える傾斜を考え抜けたので、お客様からもとても好評です。

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≪村井さんの道具≫

画像の資料:いろいろなお店を回っては素敵に見えるディスプレイを写真にとっています

包装材:パッケージについても他店や異なる業界の素敵な包装材を集めては自社の参考にしています

 

 

murai06-03≪疲れたときのリラックス方法は何ですか?≫

ピクニックが好きで、よく夫と3歳の娘とお弁当を持って駒沢公園や世田谷公園に行ったりしています。大好きなことをしているのでたいていはリラックスしているように思います!

 

 

 

≪一番影響を受けた人は誰ですか?≫

両親だと思います。大学の教員をしているのに「別に大学に行かなくてもいいよ」って言ったりする、変わった人たちでした。正義感やモラル以外では放任主義。だから自分の感性で考えて決めることが自然だと思えてきたのだと思います。

≪影響を受けた本は何ですか?≫

ハリー・ポッターや指輪物語など、ファンタジーが好きですね。お店のインテリアやパッケージなどもファンタジーから着想を得てほぼ私の妄想から生み出します(笑)

≪これまでで一番の挫折や困難はですか?≫

アメリカの大学に入ったときですね。授業の英語がちんぷんかんぷんで本当に苦労しました。でもだからこそ、英語でない部分で勝負できるものを探したり、戦い方を考えるチャンスとなりました。

≪kay meについて、気に入っている点を教えてください≫

kay meの服は軽くてすごく着心地がいいです。日頃カジュアルになりすぎているところもあるので、一瞬で上品に見えるkay me は特にビジネスシーンで重宝ですね。年齢を問わないデザインで長く着られるのもいいと思います。

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村井さん着用アイテム:サブリナ ラップワンピース

 

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